Q. てんとう虫はどうやって冬を越すのですか? 春に見かけるてんとう虫は、数年前のものなのか、それとも孵化したばかりのものなのでしょうか? カブトムシになる前のミミズなのでしょうか? – ターニャ、プルマン

親愛なるターニャ、

動物が冬眠から戻り始めると春であることはご存知でしょう。 その中には、冬に隠れていたテントウムシも含まれています。

ご指摘のとおり、テントウムシは実はテントウムシダマシという甲虫の一種です。 卵、幼虫、サナギ、成虫という4段階のライフサイクルを経ています。

この若い幼虫が黄色っぽい卵から孵化するとき、ミミズやカブトムシにさえ見えません。

むしろ、6本の脚と背中の小さなトゲを持つ小さなワニのように見える、と私の友人ローラ・ラヴィーンは言いました。 彼女はワシントン州立大学で昆虫を研究する科学者で、あなたの質問に喜んで答えてくれました。

夏になると、これらの若いワニのような幼虫が、彼らの好物を探しているところを見かけることができます。 植物に住むアブラムシという小さな虫をごちそうになります。

幼虫は空腹の捕食者なのです。 実際、テントウムシの幼虫は、お腹がすくと、トゲごと食べ合ってしまうほどです。

この幼虫は、人生のこの段階を通して、外側の骨格を脱落させます。 この脱皮の一部を利用して、植物や時には建物の側面に付着し、第3のステージに進む。 この段階はサナギと呼ばれ、マユを作って変身する。

イモムシがチョウに変わるという話を聞いたことがあるかもしれませんね。 イモムシも幼虫の一種です。 変態と呼ばれる過程を経て成虫になります。 テントウムシの幼虫も変態して成虫になります。

マユの中で約2週間、ときにはそれ以下の期間で、成虫が世に出ます。 カブトムシの成虫は3年ぐらいは生きます。 その間に卵を産んで、何世代も新しい世代をつくります。 ですから、集団で見るカブトムシは、年齢が異なる可能性があるのです。

秋になると、カブトムシの成虫は冬の間、庭や野原、森などの餌場から身を隠しに出かけます。 彼らは他の何百、何千というカブトムシと一緒に身を寄せ合える場所を必要とします。

彼らは、割れ目、隙間、木の皮、そしてあなたの家や屋根にさえも、冬を過ごす場所を見つけます。 パルースでは、松の木や丸太の割れ目で見つけることができます。 虫眼鏡を持って外に出て、冬眠から目覚めたテントウムシを見つけられるかどうか見てみたいですね。

時には、あなたのすぐそばまでやってきて、這い始めることもありますが、時には本当に動き回ることもあります。 信じられないかもしれませんが、科学者たちは、テントウムシが時速37マイルで飛んでいるのを記録しました。 一緒に巣作りをしていたのでしょうか? テントウムシの幼虫を見つけたことがありますか? 近所を観察して、[email protected]

敬具

宇宙博士

宇宙博士に聞けは、ワシントン州立大学の科学教育プロジェクトです。 質問を投稿するには askDrUniverse.wsu.edu/ask にアクセスしてください。