スープやデザートのとろみにタピオカでんぷんを使いたいのですが、というメールをいただきましたのでご紹介します。 タピオカ、マンジョック、またはキャッサバ澱粉は、キャッサバの根から作られる細かい白い粉末で、中南米、フロリダ、カリブ諸島、および世界中の温帯気候で栽培されています。 甘いキャッサバの根はサツマイモと同じように使えますが、タピオカ製品は通常、苦いキャッサバから発酵と水切り、または洗浄と圧搾、そして乾燥の工程を経て生産されます。 デンプンの見た目や使い方はコーンスターチとよく似ていますが、増粘剤として、より透明でややもろいソースを作り出します。 キャッサバの根から、製造の最後の工程を改良した変性タピオカでんぷん、タピオカ粉、インスタントタピオカ、グラニュー、パールタピオカも作られます。 とろみをつけるには、インスタントタピオカやタピオカでんぷんが最適ですが、メーカーによって使用方法が異なる場合があるので、パッケージに使用方法が明記されているものを選ぶことが大切です。 タピオカでんぷんは、小麦粉に代わるグルテンフリーの焼き菓子や、ブラジルのパン「パン・デ・ケイジョ」の材料として、最近注目されています。 しかし、自然食品や中南米産の食品を扱う市場でタピオカやキャッサバのでんぷんを探すと、でんぷんよりもタピオカやマナオク、キャッサバの粉の方が多く見つかることがあり、買い物に迷うことがあります。 生産者によっては、より粗挽きのものや、純粋なでんぷんである場合もあります。 パッケージに記載されている内容をよく読んでください。 もし粗挽きの小麦粉を購入した場合は、とろみをつけるために使用する量を増やす必要があるかもしれません