BMJ Open. 2020 Nov 19;10(11):e040402. doi: 10.1136/bmjopen-2020-040402.

ABSTRACT

OBJECTIVES: COVID-19の人口統計学的、ライフスタイル、社会経済的、臨床的なリスクファクターを調査し、UK Biobankにおける肺炎やインフルエンザのリスクファクターと比較することを目的とした

DESIGN: Cohort study.

SETTING: UK Biobank.

対象者:一般人口調査の49~83歳(2020年).

MAIN OUTCOME MEASURES.対象者:一般人口調査の49~83歳(2020年).

対象者:一般人口調査の49~83歳(2020年): COVID-19感染確定(SARS-CoV-2検査陽性)。 インフルエンザおよび肺炎の発症はプライマリーケアのデータから取得した。 ポアソン回帰を用いて,曝露変数とアウトカムとの関連を検討した<9746><5662>結果:235 928人中,397人がCOVID-19を確認した。 多変量調整後、修正可能な危険因子は、高体重指数および高糖化ヘモグロビン(HbA1C)(それぞれSD増加あたりRR 1.28およびRR 1.14)、喫煙(RR 1.39)、体力の代理として遅い歩行ペース(RR 1.53)、高血圧の代理として血圧薬の使用(RR 1.33)であった。 強制呼気1秒量(FEV1)および高密度リポ蛋白(HDL)コレステロールが高いほど、リスクは低下した(それぞれ1SD増加につきRR 0.84およびRR 0.83)。 非修飾危険因子には、男性(RR 1.72)、黒人(RR 2.00)、社会経済的剥奪(Townsend IndexのSD増加あたりRR 1.17)、高シスタチンC(SD増加あたりRR 1.13)などが含まれていた。 危険因子は肺炎とやや重なり、インフルエンザではそれほどでもなかった。 修正可能な危険因子との関連は,肺炎やインフルエンザよりもCOVID-19で概して強かった。

結論:これらの知見は,ライフスタイルの修正がCOVID-19のリスク低減に役立つ可能性を示唆しており,社会的距離や高リスク者の保護など他の介入への有用な補助となり得る。