示された構造は頸動脈洞です。

頸動脈洞は、内頸動脈の基部にある総頸動脈の分岐部のすぐ上に位置しています。 頸動脈洞には圧受容器があり、動脈血圧の上昇とそれに伴う動脈壁の伸展に敏感に反応する。 頸動脈洞は、脳神経IX(舌咽頭神経)を介して神経支配を受けています。 この神経は延髄の孤束核でシナプス結合し、間接的に自律神経の流出レベルを調整し、心拍出量と血管系の平滑筋緊張を変化させることで体の血圧を制御する。

また総頸動脈の分岐部には、血液中の酸素と二酸化炭素の分圧変化を感知する化学受容器がある。 この化学受容器の集合体は頸動脈小体として知られ、脳神経IXとXを介して神経支配を受けている